【現役損保マンが思う】海外勤務をしたいなら損保業界をおすすめしない理由

毎年、この時期になると来年大学を卒業する就職活動生と面談をしたり、仕事内容の紹介をする場面が多くなります。

大手企業を目指す、最近の就活生の特徴としてグローバル思考が強く、留学経験者やTOEIC900点取得者など英語が堪能な学生が多くなっています。

そんな学生から必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。

就活生
就活生

・海外で働くチャンスはありますか?

・海外勤務にチャレンジする公募制度はありますか?

もちろん、大手損保会社は公募制度は整っていますし、海外勤務をするチャンス自体はあります。

しかしながら、「絶対に海外で働きたい」という思いがあるのであれば、商社など別の業界へのチャレンジをおすすめしたい。

現役で損保業界で働く私が知る限り、現在の損保会社において海外勤務の可能性は極めて低いです。特に新卒で入社して間もなく海外駐在員となることはほぼ皆無です。

現に、国内大手損保各社は20,000人程の従業員を抱えているものの、その中で海外駐在員は1%〜2%程しかおりません。

その理由として考えられるのは損保業界の特殊性です。

保険会社が海外で事業を行う際は当然現地の認可が必要となりますが、自国の保険会社を保護する観点から日本企業がその名前で認可をとることはほとんどの国では認められていません。

この様な背景から損保会社が海外展開する場合は現地の損保会社を買収しその企業の名前を残す形で事業を行うことが一般的です。

当然、その企業で働く従業員の中心となるのは現地スタッフです。

つまり、買収をした企業に日本人を多く派遣したところでその国のルールや風土の中で成果が出すことは難しく、そもそも必要とされません。

こんな理由から各社、幅広く海外展開はしているものの駐在員は限られているという訳です。

最近では、社内公募制度で海外MBA取得のカリキュラムや海外企業へのインターン制度などを用意されていますが、いずれも限られた人数しかチャンスはありません。

私もTOEICや資格取得など要件を満たした上で、何年も応募し続けましたが、チャンスを得ることは出来ませんでした。。。

もし、この記事を読んでいただいている方の中で本気で海外勤務をしたいと考えている方がいらっしゃれば、損保業界ではなく、別の業界へのチャレンジをおすすめします。

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